モチベーションを捨ててみた

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皆さん仕事やプライベートで何かをするとき、

「モチベーションが上がらない」からあまり進まないってことないですか?

 

まあそうですよね、やりたくないことに凄くポジティブになってがんがんこなして行くなんてそう簡単にできることじゃないですよね。

 

凄くわかります。

 

これをどうにかできないかなーと思って

思考法を変える必要があるんじゃないかと思ったんですね。

やりたくない仕事や苦手な事をするときに他の「やりたい事」と「比較する」と「モチベーションが低い状態にある」という構図に問題があるんだと。

なので無理矢理タスクの均一化を図ってみました。

 

・やりたい仕事→残タスク

・やりたくない仕事→残タスク

・どちらでもないもの→残タスク

 

全部を残っている仕事という位置付けにして生活してみました。

なるべく俯瞰してタスクをみて機械的にこなす(もちろん最大限の結果を出すために努力はする)ようにして慣れるまで続けてみました。

 

そうすると割とやりたい仕事だったものに効果がでてきて、今まで高いモチベーションって維持するのが大変で徐々に熱意が失われパフォーマンスが落ちて行ってる感じがしてたのが意外と一定のパフォーマンスで長くこなせるようになってるような気がしてます。

あくまでも気がしてるだけです。

 

そして、やりたくない仕事については、モチベーションの高まりが他に無い分やることに対してストレスが減ったかなと、感じています。

 

どちらでもないものは当然そのままどちらでもないです。

 

まだ続けて半年程なのでこれからどうなるか分かりませんが、

モチベーションで仕事をやらないことは、雇われてる間はまあいいのかなというのが現時点での個人的な意見です。

最近やっているストレスフル投資②

ゴール設定

前回書いた投資についての話の続きです。

 

https://wellbee.hatenablog.com/entry/2019/08/25/142513?_ga=2.250257478.1909343098.1566701717-1919239546.1559465203

 

1.自己理解

2. 目標設定

3. 目標からの逆算

 

の2からの話になります。

 

2. 目標設定

目標がないことには戦略を立てることができません。以前、ブログでOKRについての記事を書きましたが、投資においては達成できない可能性がある目標設定をすることはおすすめしません。大きな目標設定をしてしまうとそれを達成するためにギャンブル性の高い無理な投資をしてその結果大きな損失を出してしまう可能性があるからです。

目標は、今の自分の実力で余裕を持って達成できる数値にすることがおすすめです。

そうすることで無理な投資をする必要がなくなるでしょうし、目標を達成した上で投資をしていくと、達成した数値を守ろうとする心理特性が働き、より堅実な投資ができるようになります。投資は何より損をしないことが大事です。

ちなみに私は月ごとに目標設定をしています。専業トレーダーではないので頻繁に取引ができる訳ではありません。なので、あまり短い期間設定では焦って取引してしまう可能性がありますし、逆に半年や1年とすると1で話た性格の問題でストレスが大きくなっていきます。なので、1ヶ月ごとにしているのです。

また、目標数値は割合で設定することが一般的ですが、あまり計算が得意でない場合は金額で設定することをおすすめします。

これもストレスの問題で毎回の取引で割合を計算しながら行なっていると取引の回数分ストレスが発生するのでそれが嫌になり取引の回数が少なくなったり大雑把になったりしてはもったいないです。なので無理に割合で考えずに金額で考えることもありでしょう。

 

3. 目標からの逆算

さて、最後ですがこれがトレードする際の指標になってきます。

月の目標数値を達成するには週にどのくらい、日にどのくらい、何回取引して1回の取引でどのくらい利益を出す必要があるのかをまずは考えます。これは長期投資、短期投資に関係なく考えます。考えたのちに自分の投資スタイルだとどこにフォーカスした方がいいのかを決定することをおすすめします。

その上で利確の金額と損切りの金額を決めてしまいます。ここで大事なのは損切りの金額です。どこまでを許容するかで決めると実はその後の投資に影響が大きく出てしまいます。必ず「目標達成に対しての金額」で決めましょう。つまり目標達成する上でそれが危ぶまれる金額にしないという事です。次の取引での利確で余裕を持って回収できるなと思える金額で損切りをする事で焦りや不安から解放されるので健全な投資を続けることができます。

何度も言いますが、いかにストレスフルな投資を続けていけるかが大事です。損切りをするときは少ない金額でもストレスになってしまいますが、せめて損切りする瞬間だけストレスを感じ、その後はなるべくストレスを感じないように損切りの金額を決定しておきましょう。また、保有資産にマイナスの数値がずっと残っているとその期間中ずっとストレスが蓄積されてしまいます。その点においてもマイナスをすぐに手放せる金額に設定することは意味があります。

 

以上になりますが、今回お伝えしたかったポイントはいかにストレスがない状態で投資をしていくかという点です。資産をこの1年で倍にするんだ!という人などには向いていない手法ですのであくまでも健全に堅実に取引する方法であり、しかも自分の性格によってそれは変わってくるという話なので参考になるかどうかは分かりませんが、少なくとも自分の性格を知ることは投資以外にも役立つと思いますので一度考えてみてはどうでしょうか。

最近やっているストレスフル株式投資

ストレスフル

こんにちは。

相変わらず米中の貿易戦争で為替相場がうねうねしていて損している人もいればめちゃくちゃ儲かっている人もいるかと思います。

ちなみに私は「普通」です。

普通とはどんなことかというと「ここ何ヶ月かの利益率がほぼ一定で、外部要因などで大きく伸びたり下がったりしていない」状態です。

この記事ではなぜこのような状態なのかを簡単にまとめたいと思います。

 

株式投資初心者による自分の中で決めたルールを忘れないためのアウトプットの側面も強いので単純にもっと儲けるためであれば他の手法の方がいいと思います。

なぜならめちゃめちゃ儲けている訳ではないから、、、。

 

さて、それでは私の最近実践して昔よりかはましになった投資方法についてですが、簡単にまとめると下記3点を行なっているだけです。

  1. 自己理解

  2. 目標設定

  3. 目標からの逆算

という3つなのですがまあ当たり前のことですよね。

この当たり前のことが今まであまりできていなかったんです、、、。

ここから少しこの3つについて2回に分けて詳しく書いていきます。

 

1. 自己理解

株についてや投資する企業についてはちゃんと調べる人は多いと思いますが、自分自身のことについてはどのくらい理解していますか?

彼を知り己を知れば百戦殆うからず兵法書孫子」にあるように株と自己両方を知って初めて自分にあった投資戦略を立てることができます。

自分を知ると書いてますが、もちろん知った上でそれをどう活用するかが大事です。

例えば私の場合、

せっかちで、結果をすぐ欲しがり、何かを放置したままの状態でいると気になってしょうがなくなる一面があり、そこからまずは長期投資が向いてなさすぎる性格であることがわかります。

その一方で、あまり後悔しないあっさりした性格だったりするので、損切りした後に株価が戻ったとしてもあまり落ち込んだりしないので、短期での投資で機械的損切りラインを決めて投資をすることが心理的負担が一番少ないという結論にたどり着きました。

この心理的負担という点がすごく重要です。要はストレスなのですが、これが大きくなればなるほど投資を続ける意欲が削がれて最終的に退場してしまう原因になるでしょう(FXしかやっていなかった時の私がそうでした)。資金が尽きて退場する人もいますが、趣味やおこずかい稼ぎでやっている人はこの心理的負担が原因でやめていく人も多くいるのではないかと思います。

極端な話、仕事でやっているのでなければそんなに儲けが出ていなくても楽しくやれているのであれば継続して投資をやっていけると思うのでそれでどんどん経験を積めて最終的に稼げる投資家になれる可能性が上がっていくと思います。

なので、まずは自分を知り自分がストレスなく実践できる投資法を考えることが一番最初にすることです。

もし自分の性格がよくわからないという場合は、過去の投資からどのような時に一番ストレスを感じたかを考えて、それを避けるためにはどうしたらいいかを考えるといいかと思います。

 

残りの2つについては次回更新したいと思います!

 

 

 

保険の営業を受けてみた話

保険

保険なんて入る必要ないでしょ

そう思ってずっと生きてきました。

しかし、2年前、家に見知らぬ通知が届き、中を見てみると某保険の加入手続きについての説明でした。

「は?今の保険会社って加入する前提で広告送ってくんの?」

と思ってたら親から連絡が来て

「保険の手続き進めといたから加入しておいてねー」

っと連絡がきてそういう事かと納得すると同時に勝手なことするなよという怒りの感情を強く抱いたため、しっかりと加入しました。

はい、加入しました。

というのも親が心配だからとにかく入っとけとうるさかった(しつこかった)ので値段も大したことなかったので掛け捨てのがん保険に加入したのが2年前。

それから特に意識することなく保険会社に無駄にお金を献上し続けたわけですが、

先日知り合いから保険について話を聞いてくれないかと相談を持ち掛けられ、これを機に色々見直そうと思い話を聞くことにしました。

気持ち的にはめっちゃ論破してやっぱり保険なんていらねーじゃんばーか!

と言って今入っている保険もやめるきっかけにしようという心持で営業を受けることに。

 

結果から言いましょう。

終身保険に加入しました。

はい、加入しました。

自分の決意ってなんてちっぽけなんでしょう。

入った理由なのですが、そもそもの話の内容が保険についてではなくお金についてだったからです。

保険=めったにない何かあった時のお助け機能

みたいなイメージを持っていて、実際加入していたがん保険はそんな感じだったのですが、あくまでも一面というかそういう保険もあるってだけの話だったんですね。

私は株やFXをやっているのですが、性格的に中長期の投資ができないタイプの人間です。どうしても長いスパンで見た時の資産形成が苦手なのですが、だからといってiDeCoとかにめっちゃお金を入れるのにも抵抗がありました。

というのも、iDeCoに預けると急遽自分の手持ち以上にお金が必要になった時にも

「だめ、このお金は君がおじいちゃんになるまであげないもん!」

と言って簡単には戻ってこないからです。

それに老後も一定の金額ずつでしか受給できない。

もちろん年金を補う自助としての役割なので有用なのは分かっています。

でもiDeCoに長期的な資産形成を一任するのはちょっとなーという思いがありました。

 

そこで、今回加入した保険の話に戻るのですが、

上に書いたiDeCoの悩みを全部解決してくれたのが今回加入した保険だったんです。

・お金が必要になった時に解約可能。それまでの運用分が返ってくる

・老後に一定金額で受給するか一括で貰うか選べる

ポイントは、運用分という点です。

今まで私は保険と資産運用は結び付かないものだと思ってたのですが、実は支払っているお金って運用されてたんですね。

なので老後に貰える金額が預けた以上になって返ってくる。

積立式の保険にもいろいろあって元金が保証されているものから変動するものまであり、

ほぼ投資信託なんだという事に初めて気づきました。

そして投資信託なんだけれども保険の機能もついているので安心も買えるという一石二鳥な感じがして

ついつい上手なおしゃべりに負けて保険に加入してしまいました。

 

恥ずかしながら保険については全く勉強したことがなかったのでいい勉強になりました。

保険という長期的な資産形成の方法があるという話でした。

 

オーバーロードで考える「OKR」

この間

「新たにOKR導入しまーす。内容は追って連絡しまーす。」

と言われました。

たまにツイッターとかキュレーションメディアとかで見るなーくらいの知識しかなかったので事前にちょっと調べとこうと思って勉強したので、オーバーロードに当てはめてみたいと思います。

※OKRは

O:Objectives

K:Key

R:Results

の略で目標と主な結果と訳される。

オーバーロードとは

長らく続いたVRMMORPGユグドラシル」がサービス終了を迎え、ゲーム内で栄光を誇ったギルド「アインズ・ウール・ゴウン」のメンバーであるプレイヤー、モモンガはギルドの本拠地「ナザリック大墳墓」で一人、最後の瞬間を待っていた。

カウントダウンが始まり、モモンガは目を閉じてかつての仲間達との思い出に浸る。しかし、サービス終了の時刻になっても強制ログアウトは起こらず、それどころか、プレイヤーが命令しなければ行動しないはずのNPCたちが意思を持って動き出し、生きて言葉を発することに驚いたモモンガは、彼自身もゲームの中の(自分が作った)キャラクターとなってしまっていることに気付く。ナザリック大墳墓は、「ユグドラシル」とは似通っているが異なる世界に転移していた。

転移後の世界で、モモンガはかつてのギルド名「アインズ・ウール・ゴウン」に名乗りを改め、ナザリック地下大墳墓の勢力を率いて行動を起こす。その目的は、アインズ(モモンガ)が不用意に口にした「世界征服」である。彼は、自分たちの力がこの世界の水準と比較してあまりにも強大であることを認識しつつも、まだ見ぬ強者、未知の技術の可能性を疑い、何よりその裏に見え隠れする別のプレイヤーの存在や痕跡を探るため、慎重な姿勢を崩さずに挑んでいく。

Wikipediaより

※アニメもやっているので観たことない人は必ず観てください。

 

さて、 OKRの一番の肝になるのはもちろん「O」の目標です。

オーバーロードに置ける目標は何か?

それはもちろん「世界征服」ですよね。

アインズウールゴウンが星空を観ながらいった言葉をしっかりとデミウルゴスがギルド「アインズウールゴウン」のミッションとして階層守護者からメイドまでみんなが認識しています。

key Resultsですが、これはそれぞれ持っていますが、例えばデミウルゴスはバハルス帝国を3年で落とすと言う計画を立てていました。これは確実に3年で帝国を落とすという目標でした。

ただ、key resultsを設定するのはストレッチゴールと呼ばれる達成できるかどうかの自信度が5割くらいの目標を設定する必要があります。これはモチベーションを維持するといった意味合いなどもあるので、デミウルゴスはモチベーションなど関係なしでしっかりと職務を遂行するでしょうけども、それではダメだと、確実に達成できる目標を設定していくことでは成長がないと行動で示したのがアインズです。

アインズは自ら行動することによりデミウルゴスが3年で計画を立てて帝国の属国化をなんとたった3日で行ないました

これによりデミウルゴスだけでなくアルベドも心を入れ替えることになりました。

やはり一度は失敗してしまうと言われるOKR。

完璧に見えるナザリック地下大墳墓でも同様でした。

しかし、これを上の人間がしっかりと態度で示すことによって解決していくと言うのはさすがアインズウールゴウンですね。

中々新刊が出ないオーバーロード、待ち遠しいですね!

 

以上、シリコンバレー式OKRについてでした。

 

 

会議が不要な訳

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1日8時間しか働くなと言われた時、あなたは何を削りますか?

私は即答で会議と言います。

これは私の在籍している会社の会議体が悪いのかもしれませんが共通する部分などもあるかと思いますので是非ご意見をいただきたい。

会議には大雑把に分けて二つあると思う。

  1. アイディア出しのための会議
  2. 情報共有のための会議

1つ目はブレストであったり、考えていたアイディアなどを発表してそれをブラッシュアップさせていき、最終的なプロダクトやサービスの根幹を作るためのものになるので非常に大事だから是非やるべきだ。

という意見をよく聞くが、果たしてそうだろうか?

確かにより良い意見やアイディアが出ていい会議だったとなることもあるだろう。

だが、この手の会議は場の雰囲気を作れない奴が主導した場合、ただ声がでかい奴の意見が通る会議に成り下がる、非常にセンシティブな会議だ。

それになぜかブレストしようと言って人を集めた場合、多くの人がその場の思いつきでいいと勘違いして何も考えていない状態で参加してくる。

これでは時間が非常に勿体無い。

アイディア出しをする場合、まず第一に回すのははその場で一番上の立場の人間がした方がいい。全員がフラットな立場でない限りは上の立場の意見が尊重されてしまう、いわゆる忖度会議になる場合が多い。次に事前にしっかりと課題を与えてその課題についてしっかりと考えてきた上で議論をしていくべきだ。

同じ1時間の会議でも、全員が0ベースで話し合って出たアウトプットと全員が30分でも事前に考えてきた結果のアウトプットでは価値が全然違うはずだ。

事前に考えてくることで冒頭に議題の説明なども不要になり一気に議論に進めるようになる。

こう言ったことを書くと、事前に30分時間を使って考えている分時間を多く使ってるじゃないか!という意見があるかもしれないが、個々人がそれぞれの隙間時間を使って考えて30分とみんなを集めて冒頭で何人もの時間を使って背景などを説明したりちょっと考えたりする5分は全然違う。

会議は人の時間と行動と思考を拘束するものという認識を持つべきだ。

10人の時間を5分無駄にするだけで50分だ。でも事前に考えるという行為は例えば通勤中のつり革に捕まっている間にもできる。

だからむやみやたらとブレストとかするべきではない。

 

会議で発言しない奴より無駄な発言で会議を長引かせてる奴を摘み出せ

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2つ目の情報共有の会議だが、これはまじでいらない。

もう一度言う、まじでいらない。

そもそも言語でしか伝えられないレベルのアウトプットならまだ洗練されていない意見であることが多い。

大概の決定事項は文章で伝えられるレベルだ。

言葉で伝えないとわからないから、は単にまだ自分の中でまとめきれていないからの言い訳であると認識した方がいい。

書くのが面倒だから、と言うのはわがままで呼び出されて話を聞かされる方が面倒だ。

もちろん謝罪やお願いなんかは直接行った方がいい場合もあるが、その場合は該当する人だけに直接「今から私のミスのせいで大変な仕事を依頼をしますが、どうかご対応お願いします。内容は文章にしっかりとまとめてこの後お送りしますのでご確認いただきご不明点あれば言ってください。」とかだけ伝えて後は文章でまとめて送ればいい。

 

この情報共有の会議で面倒くさいのが会議を長引かせる奴がいることだ。

全員の時間を使ってその場で答えの出ない意見や質問をぶつけたりする。

それも個人的な内容が多い。

会議で発言しない奴は必要ないとよく言われるが、そもそも発言する必要がない会議の方が多い。むしろ無駄に発言するやつを摘まみ出す方が先決だ。

その方がそもそも無駄な会議が長引かずに済む。

 

このようにほとんどの会議は出なくていいと思うが中には自分のためにも出た方がいいと思う会議もあるだろう。

だがそれを見極めることが難しい。

だから必ず会議を開く時には以下を守るようにし、その内容が不透明な会議には事前に質問し、クリアにしてから判断した方がいいだろう。

  • 誰がオーガナイズするのか
  • 時間はどれくらいか
  • 目的はなんなのか
  • ゴールは設定されているのか
  • 誰が参加するのか

少なくともこれらの情報は知った上で判断するといいだろう。

 

 

 

 

 

 

ちなみに私には呼ばれた会議に対して参加を拒否する権利はない。

戦略的革命のファンファーレ

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西野さんはお笑い芸人ではなく策士なんだなと

今更ながら革命のファンファーレを読んで思いました。

例えば、

『ドモホルリンクル』と『ヴィダルサスーン』は、僕の中での「必殺技っぽい名前」のツートップだ。 

 とありましたが、これはおそらくボケでしょう。

もちろん文脈の中で出てきた文章なのですが、なるほど、芸人としてより実業家としての方が絶対好感もてるなと思わせる一文でした。

 

冗談はさておき、実際この本からわかることはどうやって西野さんが広告打って、お金を集めたのかがわかりやすく書いてあります。

普通は真似されて同じ戦略を取られて自分たちの売り上げが落ちることを恐れなかなかできないでしょう。

巷のこういった本にはプロセスはぼかして結果に目を向けさせるものが多いです。

では、なんで西野さんはここまで詳細に記したのかを考察していきたいと思います。

 

どこからお金を取るのか

まず、西野さんはブーメランがうまい。

自分が世の中に投げたものをしっかりと回収しています。

それも投げたとき以上のものを。

要は、この本にノウハウを詰め込んで世間に投げた時に、本の売り上げ以外にも自分のところにお金が入ってくるように設計されているます。

この本を読んだ読者が取る行動は3つ考えられます。

 

1つは真似をして「第二の西野」になろうとする人。

2つ目は西野さんに興味を持ってもっと調べようと動く人。

3つ目は何もしない人。

 

3つの選択肢のうち、2つは追加で西野さんにお金が渡っていく可能性が高い。

それはもちろん1と2です。

まず第一に西野さんの「今」を知ろうと思った時にもっとも有用なのがオンラインサロンであること。

特に真似をしようとしている人は今の動きをチェックしないという選択肢はないでしょう。

(もしないなら多分馬鹿です。取れる情報があるのに取りに行かないのは怠慢でしかない。)

これによってオンラインサロンの入会者が増えます。しかも本はなくならないから発売後出なくても本を手に取ってくれれば入会してくれる可能性があるので売り切るだけで終わらないあたりがすごいですね。

約25000人のサロンメンバー数は圧巻です。

salon.jp

広告戦略

また、真似した人が増えれば増えるほどにオリジナルが注目されるという点もあります。

あいつのあの手法って「元々キングコングの西野がやってたらしいよ」というように模倣には必ず辿られてオリジナルにたどり着くことが多いです。

おそらく西野さんの手法をそのままトレースして成功するということはほとんどないでしょうが、それでも近しいことをやればすぐ結び付けられますよね。

 

それ以外にも色々と考えましたが一番勉強になったのは

なんの数を伸ばしたいのか?

という点ですね。

それによって自分が取るべき戦略が変わってくるのでここの見極めが大事だなと思いました。

 

以上、今更革命のファンファーレを読んだ所感でした。